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真の廃スペックマシンサイト Socket7・Socket370に特化したJunkによる化石FMV・化石PCチューン


by ryohchanxp

ついに、ソケット7無差別級2位に!

悲しいことに5133D5のマザーが壊れたために、補修用として100円で購入した5100D5、
5133D5用の別マザーが手に入ったことから、補修用から出世、5133D5のパーツを受け継ぎ、
現在クリスタルマークベンチにおける、我が参戦メインマシンと化しているわけであるが、
連日の徹底したチューンナップを受け、どんどん凄まじいステップアップが実現していたのだ。
そして、一昨日レジスタチューンを煮詰めまくっていたら、ついに一気にブレイクスルーした。
それは、HDDストライピングRAID0のRead性能が、一気に1.5倍になった。
また、BIOSのバージョンアップを通じてVooodoo3が使えるようになって、
おかげでDirectDrawが5000弱まで達するようになった。
結果。。。

ついに、ソケット7無差別級2位に!_b0118129_2240309.jpg
(ryo_5133D5+ね)
ついに、ソケット7無差別級2位である。1位の方が、4つも登録しているので、データは5位。
おまけに、K6-III400MHzのHK6-MS400-V2でSharptoothでも測ってみたが(5100D5ST)、
こちらもデータ10位、マシン6位にまで食い込んだ。

一応、今最もダウンロードされて、おそらく近い将来デファクトスタンダードになるであろう、
このCrystalMarkのベンチマークソフトでこの結果である。これは、ある種の栄誉だ。

で、どんくらい凄いかというと、ことHDDの性能なら、現行ハイエンドマシンとさほど変わらない。
おそらく、当ブログ読者のほとんどよりも、HDDのアクセススピードは圧倒的に速い。
だって、りょーの会社のDELLのPentium4HT、3.0GHzよりゼンゼンに速いんだから。
それが何を意味するかと言うと、CPU周波数600MHz、わずかメモリ128MBのマシンが、
下手すりゃそこらのPentium4マシンよりも、よほど快適に使えるということ。

現代PCのボトルネックは、明らかにHDEDだ。なんせ、他がどんなに高速で動こうとも、
メモリのキャパを超えた瞬間から、OSは情報を「仮想メモリ」と言われるHDDの領域に記録する。
このスピードは、普通のマシンだとよくて10MB/s程度、速いマシンで20MB/s程度だ。
HDDは、特に連続していないデータのいわゆる「ランダムアクセス」に大変弱い。
そう、たいがいのマシンのメモリアクセススピード、数百からギガの単位まで達する、
現行メモリの超高速スピードから、劇的に遅くなるわけだ。他がどんなに速くても。
結果、そういう場合はボトルネックjに合わせてマシンは低速化してしまう。

そのボトルネック対応力が、我が5100D5は、大変高い。

なんせランダムアクセスは512KBだと、Read31MB/s、Write38MB/sというレベル、
64KBなんていう細かなデータでも、Readで6MB/s、Writeだと16MB/sもある。
そう、とてつもなく速いのだ。おかげで、オフィス2000のExcel、Wordの立ち上げは瞬間だし、
例えば、大きめのアプリ立ち上げやファイルの展開スピードなど、びっくりするほど速い。
また当然、メモリのスワップ時のHDDアクセスによる「スローモーション」が驚くほど少ない。

つまり、最新CPUのマシンがメモリスワップのディスクアクセスでもたもたするような場合も、
そんなボトルネックのシチュエーションでもうちのマシンは、速度が低下しないで動くということだ。
そもそも、メモリのReadWriteが46MB/s、HDDの512KBのランダムアクセスが30MB/s、
このレベルのスワップなら、メモリでもHDDでもほとんどスピードが変わらないことになる。
むしろ、それまで高速に動いていた現代マシンがメモリスワップする「速度低下」からすれば、
我がマシンのメモリスワップの「体感」は、元が速いマシンよりも圧倒的にスムーズになり、
結果ずっと速く感じられるのだろう、実際大変速く感じてしまう。なんという現実であろうか、
この1995年発売の、もとはPentium100MHz、メモリ8MB、Windows95だったこのマシンが。

この古い、しかも事実上「ソケット7最悪」「史上最低のクソマザー」と言われ続けたV50LAで、
下手な普通のPCより速く、何で現代マシンとも対抗しうる、このような結果を出せるのか。
別に、最新パーツてんこ盛りどころかジャンクパーツの嵐、ベンチマーク上も別に不公平でないし、
かかっているお金もCPUを除けば最大3000円、ほとんど100円台のパーツばかりだ。

つまり、だ。

努力は素養を超えるのだ。

至上最悪マシンでも、その能力ひとつひとつを徹底的に吟味し(レジスタチューン)、
能力が根本的に足りない部分は思い切って取り替えて(CPU、グラボ、ATAボード、HDD)、
能力が不足する部分は、徹底的に強化して(EDO-DRAM×128MB)、
最後は、合理的な設定を行う(風水変造、BIOS隠し設定チューン)。

ふと考える。

レジスタチューンは、今ある考え方や知識を、ひとつひとつを合理的にしていくこと。

パーツの交換は、新たな知識やスキルを取り入れるために、勉強すること。

パーツの追加は、自分の器を広げ、底力を鍛えること。

最終チューニングは、それら全ての能力を生かすために、目的を定め、それを目指すこと。

そう、人が成長するために行うことと何ら変わりない。

PCのチューンナップとは、やっていることは、人の正しい生き方そのものだと言える。

その存在を尊重し、持てる能力を生かし、伸ばし、世の中に貢献する。

今年の3月から、急に始めたPCチューンナップという趣味であるが、
異常と言えるほどにここまではまったのは、そういう背景があるのだろう。
きっと、自分はそういうことが、好きなんだろう。

だから、それを否定する人間を、自分は許せないのだろう。

なお、その後やはり16bitでは公平でない、と思って32bitで参戦し直し、現在3位/139台、
7位/236データとなっている。

現在の仕様

FMVのモデル  : FMV-5100D5 DeskPowerS
FMVの年式  : 95年冬モデル
マザーボード  : V50LA(純正)
L2キャッシュ  : フルスピード256KB(BIOSにてオンボードキャッシュ抹殺)
BIOS      : R01-C3F4(純正)→R01-D1F1(5133D5純正)→R02-E1CT
使用CPU    : Pentium100MHz→K6-III400MHz→K6-III+550MHz@600MHz
下駄      : HK6-V2?→HK6-NV4 = HK6-MS600P-NV4
メモリ       : 最初からEDO-DRAM 128MB
HDD       : 最初からMaxtor DiamondMaxPlus9 6Y080L0_80GB
            →Seagate Barracuda 7200.10 ST3250620A_250GB
            →Maxtor DiamondMaxPlus9 6Y080L0_80GB×2でRAID0
OS       : 最初からWindows2000 SP4 フルアップデート
G/A       : オンボードMach64-264CT →GA-VDB16/PCI→Voodoo3
CD-ROMなど : 松下寿CR-574(5133D5純正)日産パールブラック+ウレタン塗装ベゼル
            →DVD-ROM SONY DDU1615黒ベゼル
CD-Rなど   : 無し
MOなど     : FDDダストカバー&イジェクトボタン日産パールブラック+ウレタン塗装
            →台湾バルク品FDDインジェクションボタン変な奴未塗装
SCSIカード   : インターフェースボードIFC-ATA133RAID(RAID0を構成)
サウンドカード  : SoundBlasterAWE64
NICカード    : 3.COM EtherLinkⅢ
モデム      : 撤去
その他     : 1.WPCREDITレジスタチューン、風水変造、BIOS隠し設定チューン
           2.ケース開放、フロントフェイス開放中(産業廃棄物風ルックス)
           3.CPUクーラー用エアファンネルはいったん接続解除中
           4.ケースカバー・フロントマスクは無着手、そこらへんに放置
           5.5133D5純正モニター日産パールブラックオールペン+ウレタン塗装
           6.マイクロソフトインテリマウス DELL OEM黒バージョン
           7.DELLキーボード黒新品6.マウスとセットで200円
           8.DirectX9.0c WindowsMediaPlayer9
by ryohchanxp | 2007-08-04 23:10 | 化石PC TuneUp